村上光弘さんからの投稿です。

いま、どこにいますか、田中紀行さん 投稿者:村上光弘 投稿日:2011/05/18(Wed) 10:33 No.1106

 多分、認知症による徘徊の症状で、散歩、または友達のところへ出かけるつもりで葛原の自宅から外出されたと思われますが、5月2日に出て迷って道を忘れたりして、いまだに帰れないのですね。 奥さんやご家族の方は元気な姿で帰宅されるのを待っています。みんな心を痛めて心配しています。警察にも2日に届けたとのことでしたが、どのように探してもらっているのか、わかりません。ちょうど連休で手薄になっているのかもわかりません。

 私たち介護家族の会にも、高田代表が連絡を受け、関係者にも知らせ気をつけてもらうように手配しています。私も小倉南区の会員で、服装や帽子、靴の色、年齢を聞き、ご家族の気持ちをお察しし、すぐに午後から、せめて車で回れるところをと、近くの紫川の岸辺をまずゆっくり回り、横代から安部山や足立山のふもとを回りました。実は私の妻も重度の認知症で、言葉も出ず、記憶もなくし、心は「千の風」みたいになっているのです。そのことを思うと、田中さんは健脚のようですが、ものごとの判断が付きにくい症状の方ではないかと思い、身内の方の心痛、気持ちがひしひしと伝わってきます。『どこでどうしているのでしょうか』不安で心が痛くなります。

 私は次の日、奥さんとお会いしてご主人の特徴、日ごろの様子や好きなこと、行きつけの場所など様子をお聞きしました。涙声で話されていて胸が痛くなりました。帰りに、歩いている人のただ赤い靴と紺の野球帽を目印に北方の方面を見て回りました。小倉南警察署に寄り、捜索届け出がどうなっているか係りの警察官に尋ねました。、確かに家族から届けはでているとのことでした。各派出所には連絡しているとの返事でした。でも、何となく探している感じはうけませんでしたので「人命に関わることで、4日にもなります。もっと力を入れて探してください」と強くお願いして帰りました。

 翌日も森林公園や妙見神社の裏の方を歩いて見ました。とくにところどころにある公衆便所を開いてみました。葛原のスーパーにも、各階の休憩所、トイレをみました。期待はみな裏切られました。
次の日も半日、国道10号線の歩道を歩いている人を見て、苅田町から、帰りは山手の広くなった道路を朽網にまわり、川渕、池などを見ました。残念ですが、田中さんと出会いません。
私のできることは、これくらいのことで、もっと手広く本格的に探してほしいのです。田中さんは賑やかなところより、山道など静かなところが好みのようなので、大勢で山狩りなどをしてもらいたいと切に願っています。警察も事件性になっていないので、あまり力点を置いていないのではないかと、悔しく思います。表現が十分できないので、さぞ田中さんは不安でたまらないと思います。良い消息の知らせを待っています。携帯電話は090−1874−1189(田中)